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Introduction

Story

蒼の天蓋、灰の淵を越え、世界の果てへ

観測によって天候が左右される砂漠に囲まれた国、ミフターフ。
王立観測院による都市の天候安定と、砂漠の部族・砂漠の外の平定を邁進する王国は繁栄の道を辿っていた。

王都から王国の新領土たる灰の街を行き来する運び屋の少年エルヴィスはある夜、王都近郊に停泊中の馴染みの商船で過ごす中騒ぎの音を耳にする。
音の元へ駆けつけた先にいたのは、かつて義姉を殺した者と同じ仮面を身につけた者達。
そしてそれに追われる少女、リーフだった。

仮面の集団の正体。
≪最果て≫とは何を指すのか。

互いの求める真実へと至るための旅が始まる。

Keyword

最果て

砂漠の彼方、世界の果てをさす言葉。主に砂漠に住まう人々が用いる。
概念として伝わっているものの、どのような場所なのかを知るものは少ない。
実際に辿り着いたとされる記録も残っておらず、過去にシルシラという人物が最果てを目指し旅に出たまま帰ることがなかったとされているのみである。

予測士

天候予測を生業とする人々。

その方法は千差万別。
実測による予測、インスピレーションによる予言めいたもの、まじないといった特殊な行動などがある。
予測の的中率が高い者であれば出自、方法の如何を問わず王立観測所への雇用・主要都市への派遣が行われる。
そのため、若者が立身するための職としてあげられることもしばしば。
王立観測所に所属せず商船や傭兵、部族に付き従う予測士も存在するが、活動には届け出を求められているため実質は王立観測所所属と見なされている。

王立観測所への所属を拒む者、届け出を行わずにフリーランスの活動を行う者は指名手配されることが多い。